「いつでも会える」♡満開のサツキに寄せて

サツキの盆栽が満開を迎えました。

義父が丹精込めて育てていた盆栽をそのまま枯らしてしまうのは忍びないと引き取り、ベランダには22鉢の盆栽がひしめいています。

サツキ(皐月)は、ツツジ科でツツジより少し遅れて、旧暦の皐月(新暦の6月頃)に咲くものだと知りました。

1月には梅が咲き、5月よりサツキが咲き始め、紅葉も葉が茂り始め、目を楽しませてくれています。

昨年は、枯れているかに見えたものも復活し、植物の生命力には驚きます。

義父は、一昨昨年、リュックサックとスポーツバックに、重要書類と筆記用具、常備薬、現金、キャッシュカード、当座の着替えと水筒等を入れて、自分で救急車を呼び、入院しました。さすが、戦後に樺太からリュックひとつで引き揚げて来られただけあり、義父の危機管理能力には恐れ入りました。

私も、避難や入院時用の非常持ち出し用品はまとめてはあるのですが、普段から荷物が多い方で、とても持ち歩ける重さに収まらず、どうしたものかと思っています。

まだお元気だった頃ですが、そのような堅実で昔気質の大正生まれの義父に、「TM(超越瞑想)の教師になるために、半年間、家を留守にして勉強してきます。」とは、なかなか言い出しづらかったです。反対されるかと心配しましたが、意外にも「やりたい事があるのなら、やった方がよい。」と快く賛成してくれ、今も感謝しています。

人生の先輩方が亡くなるたびに思う事ですが、もっと色々なお話を聞いておけばよかったと思います。

私の両親も既に鬼籍に入っていますが、実家を片付けていたら色々知らないものが出てきて困りました。

しかた無いのでネットで調べたり、父のいとこに尋ねに行ったりしました。そこで初めてその従伯父がシベリアに抑留され、戦後に復員された事も知りました。あまりに過酷な体験を知り絶句、平和への願いを新たにしました。当時の日本の人口の1割近い500万人以上の軍人、軍属、民間人が命からがら帰還したそうです。

亡き人を心の痛み無しに想い出せるようになるには、人それぞれのしばらくの時間が必要ですが、下記にご紹介の絵本『いつでも会える』には癒されます。

超越瞑想® マハリシ総合教育研究所 神奈川 小田原オフィス